【学びのすゝめ】本とネットどちらが良いのかという相談について

学び

こんにちは、コンです。

今日から6月が始まりましたね。新年度が始まり既に2ヶ月が経ち、ある程度仕事も生活も回るようになってきたかなという時期の人も多いのではないでしょうか。毎日が流されるように進んでいく中で色々と学ばなければいけないことも多くなってくるのもここからかなと思います。

ということで、今回はそんな生活や仕事の中で必要となる「学び」をどのようにしていくかについてのお話を書いていきます。

「本」か「ネット」かの論議

たまに相談を受けるのが「学び」の方法についてのことです。

  • 「本」で学ぶほうが良いのか、それとも「ネット」で良いか
  • 「本」が無いと学びはできない
  • 「ネット」がつながっていないので自分は勉強できる環境にはない

こんな事を相談されることがあるわけです。

ちなみに僕は「本でもネットでも、どっちでも良い」という人間なので「そんなことに悩むの?」という考えがちなのですが、たまにこの論議に関しての相談を受けるわけです。

個人的には本当にどっちでも良い。

「学び」では何が大事?

「本」でも「ネット」でもどちらでもいいと思います。どっちでも良いのですが、あなたの「学び」では何が大事ですか?方法ですか?内容?そんなことを疑問に思ってしまうのが僕なわけです。

「学び」にあたって先に書いたような質問をしてくる場合、明らかに方法を気にしているわけです。

  • 「本」から学ぶか
  • 「ネット」から学ぶか
  • どちらから学ぶほうがいいか

こんなカンジになっていますよね。ただ、方法って何か関係あるのでしょうか?

こういった相談をされる方の場合は、自分がしたいこと、すべきことがよくわかっていないことが多くあります。

何が大事なのか。「学び」とは「何かを学ぶこと」ですから、学んだ内容が正しい情報・知識、そしてそれらがきちんと身につくかどうかが問題であって、方法はその過程にしかすぎませんよね。

「学び」の上で重要なのは「方法」ではなくその字の通り「学ぶこと」が重要。

方法は関係なく、どんな方法でもいいので学びになっているかどうかが大事ということ。

方法は「人による」ので各々しだい

「学び」の上で、方法はまったくもって問題にはならないとは言いません。例えば識字能力のない状況では文字よりも口頭の方がわかりやすい。またバラバラの知識をそれぞれ覚えるよりも体系立てて見たほうがわかりやすい人もいます。

つまり「学び」を通して知識や技術を身につけるというゴールは同じであっても、その過程・方法というのはそれぞれが違うことがあるということですね。

なので、他の人に「本」か「ネット」かという質問をしたところで、各々の特性というものがあるからこそ「そんなことは僕にはわからん」ということに行き着きます。

以前から知り合いだという場合は多少わかることもあるでしょう。しかしながら、「自分は文字だと学びにくい」「本よりネットがわかりやすい」なんてことは他者にはわかりにくいことですので、アドバイスを受けたところで自分には合わない方法だったということが起きます。

聞いたのは相手の「学び」の方法

ここでたまに勘違いをしてしまう人が出てきます。

友人など相談相手に聞いた方法を実践してみたものの自分には何も身につかないということがあります。当然です、聞いたのはあくまで相手の「学び」の方法であって、あなたの適性にあった方法だとは限らないからです。

それなのにその事に気づかず、相手から教えられた方法で「学び」をしてみて身につかなか田としたら、「身につかないのは自分の能力が無いからだ」や「相談した相手が優秀なんだ」といった間違った捉え方をしてしまうことがあります。

確かに相談した相手が本当に優秀なことはあります。そういった人も世の中には存在しますからね。

当然身につかなかったのは、あなたの能力が無かったことも考えられます。しかしながら、能力が無かったというのはあくまでその方法で身につけられるだけの能力が無かっただけであって、方法が変われば余裕で「学び」を身につけることができるときもあります。

要は、相手と自分は人間個体として違うので「ある能力」、「無い能力」といった違いがあって当たり前だということです。

ならば、どうすればいいか。

かんたんなことですよね。自分と同じような能力・適性の人で同じ分野について学ぶことができている人に方法を聞けば一番身につきやすいわけですよね。

「本」か「ネット」かの違い

記事の冒頭で書いたように方法について「本」や「ネット」なんていう方法を聞いてくる人もいますので、コレについても書いておきましょうか。

「本」と「ネット」ではそもそも学ぶ際のプロセスが違っています。

それに対して理解しておくことが重要です。

「本」で学ぶ

本は出版社がいろいろな作者・筆者と呼ばれる書き手さんたちが書いたことを編集してできたものです。こんなのは当たり前だと思うかもしれませんが、このことが大事なポイントです。

僕たちは学校に行った際にどのように学ぶでしょう?そうです、教科書を読んで学びますね。教科書に書いている内容は何かしらのルールに則って編集されており、そういった体系付けられた形で僕たちは学習してくるわけです。

そういった癖が子供のころから身についている場合、書籍のように編集されて体系付けられた形で学ぶほうが身につきやすいという人がいます。元にプログラミングなどについての情報はネットに書いているにも関わらず、書籍を買って学ぶ人もいます。すべてググれば良いはずなのに。

ネットにある情報に比べて体型付けられている方が、なぜかわかりやすいというのは繋がりを持って学び、それを応用するということが子供の頃から当たり前のように繰り返されてきたからだと僕は考えます。

なので「本」を使った学びは体系付けられた形で学ぶのが得意な人や一度ネットなどで学んだあとに整理するために使うといった人に適しているといえます。

「ネット」で学ぶ

一方、「ネット」での学びは何よりも最速で調べられるということがメリットです。わからないことや興味を持ったことを最近ではスマホを使ってすぐに調べることもできます。

そういった興味・関心が湧いた時に即応できる方法としてネットの利用はとても便利です。また、本の場合は一冊で書かれている情報量は限られます。当然一冊の本が大きければみたい情報が盛り込まれていることもあるとは思いますが、ネットには情報量ではどうしても勝てませんよね。

また、本を読んでも解説の手法は1つです。その本の解説がわからなかったからといって他のわかりやすい解説を見るには他の本を購入しなくてはなりません。一冊ですべてがわかると言った魔法の本はほしいところですが、解説を書く人間もあくまで1人の人間です。この世の中の事をすべての人が絶対わかるように解説するというのは非常に難しいです。専門書ともなれば尚更、専門家で分かる解説でもド素人ではサッパリということもあります。

ネットであればいろいろな解説の仕方を検索してみることができるため、「AさんのブログではわからなかったけれどBさんのブログの解説でわかった」、「〇〇についてはAさんのブログの解説で十分わかる」なんて必要に応じてわかりやすい解説を探すことができるわけですね。

ただし、本に比べて素人が発信している情報源も多く、うまく編纂されていないことも少なくありません。出版社が絶対的に正しい編集をしているとはいえませんが、やはり素人で体系化がうまく言っていない情報サイトも少なくないですからね。

なので、ネットを使った「学び」は必要に応じて検索はでき多くの情報を取り扱えるものの、体系化されていないので相関を理解しづらいという特徴があります。そして情報量は多いため基本を抑える上では自分の周りの人達や本に比べて教えるのが上手い人を見つけることができる可能性は高くなります。

結局「本」と「ネット」、どちらが良いか

結局のところ、その人次第です。もう一度、本とネットの良さの違いについて確認です。

本 → 体系化されている

ネット → 多数の情報を得られる、即応

こんなカンジで両者の良さはあります。良さがそれぞれあるのであれば、僕としてはそれぞれの良さを生かして学んでいけばいいと考えています。

ちなみに僕の場合は、興味関心が出た時はすぐにネット検索、その上でもっと知りたくなったら検索を繰り返して情報を大量に集めます。そしてそれらをひと通り学んで、一度本を使って体系化、そのあとわかりにくかったところをネット検索、わかりやすい解説をとってきて読み理解する。

こんなカンジで学ぶことが多いです。

しかしながら、コレもあくまでも僕自身の能力・適性にあった「学び」の方法です。あくまでも僕にはコレが一番身につきやすい方法なんですよね。なので、別にコレで身につかないからといって自分を卑下することはありません。自分の「学び」の方法を身につければいいだけなのです。

ちなみに参考にしてほしいのは、「興味関心が出た時はすぐにネット検索」のところだけは参考にしてほしいです。興味関心というのはとても大事な感情であり思考の源です。その感情がある時はとても人間にとってパフォーマンスが上がっている時でもあります。なのでこういった際にはそれを捨ててしまわず、一度調べてみるということが大事。それ以外は自分にあった方法を取ればいいし、興味関心が消えたら終われば良いんです。

もうひとつ、自分の今の「学び」の方法についてですが、それは特段変える必要はないと思います。最近だと「You Tubeで勉強はできる」や「ブログを参考に…」なんて話をする人もいますが、それは先程も書いたように「その人にあった方法であって誰もが当てはまる方法ではない」というものです。人によっては合うし、人によっては合わないこともあります。だって、にんげんだもの(笑)

変に他の人が言っていた「学び」の方法を導入して、それで身につかずにやる気を失うようであれば「自分には合わない方法だった」とでも思ってすぐにやめてしまえばいい。むしろあなたを一番知るのは自分自身であることをよく知り、自分にあった方法を探していけば良いこと。

もちろん色々な方法を少しずつ試してみて自分なりの方法を探すというのであれば、良いことだとは思いますけどね。

 

タイトルとURLをコピーしました